雪と氷に覆われた高原は、ウインタースポーツのメッカ。
12月中旬には根雪となり
ゲレンデからラングラウフまで初心者も安心して楽しめ、
大自然の中で冬の魅力がたっぷり。
5月のゴールデンウイークまで満喫できる。
| 秋も深まるにつれ、放射霧のかかる日が多くなります。秋の陽は「つるべ落とし」といわれるように早く短くなります。やがて、しぐれが雪に変わり本格的な冬を迎えます。 12月の上旬には、日平均気温が氷点下になって雪が積もり始めます。根雪が10cm以上になる初日は平均で12月10日、最も早かった昭和48年11月20日でした。この年の冬は、桧原で2月16日に355cmの積雪を記録しました。桧原の最深積雪は平均で211cmです。 大雪は大陸の寒気(上空5000m付近で‐40℃前後)が、北西季節風となって、暖かい日本海を渡ってくるので、日本海では大気が不安定になりどんどん雪雲が発生します。これが衛星の雪の写真でみられる筋状の雲です。この雪雲が奥羽山脈など脊りょう山脈の風上側で上昇気流となって多量の雪を降らせるのです。(山雪型) 雪つぶは風によって流されるので、雪の積もり方は地形によってかなり違います。また風雪が強いときには猛吹雪となって一寸先も見えなくなることがあります。 さて、リゾート法の全国第1号に承認されて以来、裏磐梯のスキー場は、数十万のスキーヤーで賑わい、いろいろなイベントが催されています。桧原湖ではワカサギの穴釣りが氷上に散在し、野山の林には霧氷や新雪の花が咲き乱れ、まさに白銀の世界がくり広げられ、大自然の幻想的魅力に取りつかれます。このような状況は3月末ごろまで続きます。 1年中で気温が最低になるのは1月下旬ころですが、昭和63年2月22日には、桧原湖地域観測所で-21.7℃が記録されました。しかし、3月に入ると気温の上がり方も大きくなり、4月下旬ごろには雪も消え土色の大地に戻ります。いろいろな出来事を経験した長い冬との別れが、惜しまれてくることでしょう。 もうすぐ春です。 |
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(裏磐梯自然ハンドブック/冨田國男・編/自由国民社より抜粋)
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